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2003年1月15日 ◆ 「中国流炸裂」 −フリー対局−
月曜日、「中国流」の本と、「戦い」に関する本を買って帰った。「中国流」というのは最近あまりはやらないみたいだけれど、「勢力」と「地」のバランスを考えた打ち方で個人的には好み。「三連星」も魅力的だけど、武宮氏(三連星から、大いに勢力を大事にするうち方で「宇宙流」と呼ばれる打ち方をする人)の本を読むと、「三連星」を打ち切るのは相当に難しそう。
もちろん、勢力指向の三連星を打ち切ることのできない私なので、中国流も「低い中国流」を愛用している。私くらいの力の人間は、高い中国流を打つとスソが気になってしょうがなくなる。
上の図の黒石の配置が低い中国流。高い中国流は、9の三にある石が9の四になる。ちなみに三連星だと、10の四にきて、かつ左の石も4の四にくる。勢力を張り合って戦う実力のない私にとって、この9の三の石と3の四の石はすごく安心感を与えてくれる。
さて、そんなわけで中国流愛好者の私。初めて中国流に関する本を1冊通読して(好きだと言ってるのにこれまで読んだことがなかった…)、この技法を試したくてしょうがない。幸いにして今日はフリー対局の日。できることならちょっと実力のある人間を相手に試してみたい…
そう思って棋院に行くと、いた。先日の日記にも出てきた「師匠とは呼びたくない女性」。アシスタントの方が対局相手を決める前にさっさと彼女にところに行き打ち始める。ニギリで黒番を取った私はもちろん中国流。
で、結果は彼女が一目のみ残して私の大勝。中国流に構え、模様が深くなってきたところに入り込んできた石を厳しく攻め立て、結局殺してしまった。アゲハマが数十目になる碁だった。
「リベンジっ」と、その女性。「ふっ」と、今度は私の白番。そういえば白番の勉強を全くしていない自分に気付いたけれど、コミがあるのだから落ち着いて打てば良いと、小目・小目の配置。小目から広げた硬い模様に入ってきた彼女の石を再度全滅させ中押し勝ち。
しばしば言われる「自分の強いところでは戦え」という言葉を、今日はずっと意識し続けていた。うけたくなるところで積極的にボウシから戦い。キリチガイになってようやく実感した。自分が強い場所では自分のダメ数を増やすのは易しい。「これが有利な場所では戦えという意味かっ」と強く実感した私は、また少し強くなった。
「もう一度だ」ということで再戦。一局目・二局目でちょっと調子に乗りすぎた私は、取り切ったはずの相手の石を生かしてしまう大失敗。それでもなんとか他のところで挽回して、結局盤面で75目対38目の勝利。
「一級とか自慢するなら石置かせんかいっ!」というのが彼女の最後の言葉だった。合掌。
尚、対局中、後ろでこの1月から碁を始めた女子高生二人が私たちの碁を観戦。「なんかうまいっ!」「使ってる石まで高級品に見える!」なんてオヤジキラーなことを言う(笑)。キミタチ、ソンナトシカラオヤジキラーナコトヲユッテイテハイケナイヨ、と思いつつ、でも嬉しかった(笑)。
(あとで確認すると、この高校生、昨年の4月にもハッピーマンデーに来ていたらしい…)
でもその後。「君たち、打つかい?」というオヤジの誘いは「いえ、今日はもう十分です」とあっさりかわされたのだった。ふっ。
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