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2003年1月14日 ◆ 「攻め合い」 −講義−

今日は世間では休日。会社にいても電話もかかってこないだろうから、初めて棋院のフリー対局室に入ってみた。

最初は弟子と打っていたが、その後、昨年教室で一緒だった中学生がやってきて対局。弟子は初段という高校生くらいの男の子に指導碁を打ってもらうことになった。その高校生。すごくいい子で、弟子のヘンチクリンな手を一々指導してくれる。結局4、5局打ってもらったんだろうか? 私にばかり指導されていては、弟子の打ち筋も「インケン」になるかと日ごろ心配しているので、こういう上手がきちんと指導してくれるのは嬉しいことだ…

その部屋で講義の時間まで過ごすうち、小学校低学年の女の子がやってきた。碁を覚えたてらしい。この子もとても良い子。なんだか棋院で見る幼い碁打ちは良い子ばかり。礼儀もできていて、負けてもふてくされたりはしない(もちろん例外もあるにはあるが)。

碁が「教育に良い」と単純には思わないけれど、やはり年齢差のある人と交流する場というのは教育にも良いと思う。そういうふうに考えると、年齢層の広い碁というのはやはり教育に良いのかもしれない。


さて、講義。今日の講義は「攻め合い」。碁というのは、石を囲まれると取られてしまうので、自分の石を囲わせず、かつ相手の石を囲うというテクニックが必要になってくる。そのために「シチョウ」とか「ホウリコミ」、「オイオトシ」、「ゲタ」なんていうたくさんのテクニックがある。

もちろんこういうテクニックはどの碁の本にも載っていて、はやい時期から名前は知っている。でも実戦で「よし、ここではホウリコミの手筋で相手の石が取れる!」と完全に読みきれるようになるには時間がかかる。私も自分では「俺もわかってきたな」なんて思うけれど、通信対局などで上手を相手にすると、いつの間にかはめられることがある。

昨年末、私の弟子二号になった女性は「私、対局中にゲタとか考えたことないですよ!」と。弟子二号に教育的指導。そんなことだから上達の速度が止まっているんだぞ(笑)。


講義の後は先生がペアを決めて、それにしたがって対局。今日の私の相手は孔令文。なんだか強そうな奴だ、って先生だっつーの(笑)。先生に指導碁をしてもらえることになって(普通、プロに指導碁をしてもらうとお金がかかる)、五子置かせてもらった。

で。なんとか最後まで打ち切ることができたものの(と、いうか打たせて貰った?)惨敗。途中で気付かなかったところに打ち込まれて思わず「それくらいは気づけってことなのかっ!」とボヤいてしまった。先生曰く「いえいえ、あはは」と。

終局後に並べなおして、「前田さん、打っているときは気付かないかもしれませんが、自分が打ったあとの五手あとの形を見たら、自分の石がいかに無駄な石かが見えてくるでしょう」と。ふむ、確かにそうだ。相手の壁にへばりついている自分の石がかわいそうになってくる。「私の石はかわいそうなんですね?」。「そう、すごくかわいそう」。いや、「すごく」まで言われると私もちょっとかわいそうなんですけれども…>先生。

それでもやっぱり参考になる碁だった。

今日は棋院で「中国流」の打ち方の本も買ったし、「戦い」のやり方に関する本もかった。これらの本と今日の指導碁で、またきっと棋力が上がってるはず(下手は成長の速度が速いのだ)。水曜日のフリー対局で誰かに完勝しようと考えつつ帰宅した。

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