|
2002年11月6日 ◆ 「偉そうに指導碁」 −フリー対局−
すっかり失念していたが、今日は妹の誕生日だった。おめでとう>妹。ふ。
と、いうわけで妹の誕生日も忘れて囲碁打ちな私。今日は自分の不調を隠すため(苦笑)、偉そうに指導碁を打ってみた。
このハッピーマンデー。一応初心者向けということになっているけれど、1月からずっと通い続けている人もいるし、私のように前に1度通って、再度通いなおすという人もいる。だから実力にも結構なばらつきがある。そんな中、九路盤は打ったことがあるんですけれど、と言う人を強引に私の相手に指名(笑)。相手は私のあまりに偉そうな態度に指導員だと思ってしまったようだった(「家族ゲーム」での松田優作の家庭教師風を真似てみた(苦笑))。
で、まずは普通に対局。彼は九路盤での体験から、序盤から攻めてくる。そう、九路盤は盤面が非常に狭い。なので「布石」というものがほとんど存在せず、二手目から戦いの碁になっていくのだ。そう、「辺と中央」という概念が存在しないわけだ。
たとえば左図。黒(私)が6の四に打ったのに対し、白(コンピュータ)は6の七。この両方の着手は「辺」なのか「隅」なのか「中央」なのか?
応えは「辺 兼 隅 兼 中央」。私の第一手は、十三路以上で言えば「星」の位置。でも「天元の隣」でもある。私のコンピュータは6の七と応じたが、多くの場合、4の六くらいに応じるのが一般的。そう、最初から相手の石に接近し、即戦いが勃発するわけだ。
そういう意味で言うと、九路盤は石の生死の練習にはなり得る。しかしそこから十三路、十九路に進んでいく場合には、隅とか辺といった概念をマスターしておく必要がある。
で、一局目は相手が九路盤のイメージで戦いを挑み、私が隅や辺に先行して勝ちお納めた。そこで相手に「隅」や「辺」の概念を説明。十三路盤にては隅や辺を守るのだという概念が必要なことを理解してもらった。
で、二局目は指導碁。一々の着手の意味を問い、その着手の適否を伝える(偉そうだな、おい)。隅を効率的に守って、他の大場(辺)に先着することの重要性や、攻防の簡単なコツなどを伝えた(つもり)。
一般に、「隅の大事さ」を教えると、それが気になり隅を守るために多くの手数をかけてしまう(石をたくさん打ってしまう)。しかし碁は一隅だけの勝負で競うものではない。よって「ある程度」守れたと思ったなら、他のエリアに自分の陣地を広げていかなければならない。二局目では、相手が隅を守る隙にこちらが大場に先行し、「先行することの大事さ」も伝えてみた(つもり)。
二局目の復習と、「キリ」のテクニックや「ツギ」の話をして、三局目は二子局での真剣勝負(十三路で四子局にすると負けてしまうかもしれないと思ったわけだ(笑))。
結果はまあ経験の差で私の大勝。隅と辺はまず効率的に守ることができていたけれど、中央に伸びる私の石を止めることができなかったのが敗因か。中央に伸びてくる相手の石を止めるのは難しい。と、いうか「止める」のではなく「進出を防いで自分の地をできるだけ広げる」という逆転の発想が必要になる。対局後にはその辺りのヒントも伝えた(つもり)。
あと10局。考えながら十三路を打てば十九路にステップアップできるのじゃないかと思う。私の棋力では十九路の指導碁はできないけれど、十九路にステップアップしたらまた打ってみましょう>相手の方。
ちなみに弟子。十九路で二局やって二連勝だったとのこと。二局目しか見ていないけれど、隅を囲ううちに中央を相手に握られるといういつものパターンになっていたので負けたかと思っていた。終局図を見ると弟子の石が見事中央に進出していた。どうも相手のツギ間違いを攻めて石を取り、それをきっかけに中央に進出した様子。
まあそんな対局から「中央にも出なくちゃいけないんだ」ということを学習するだろう。そして、相手のミスに乗じるのではなく、「自分の意志」で中央に出ることを学習していく。そうなれば、もう私と良い勝負ができるようになるはずだ>弟子。
|