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2002年10月7日 ◆ 「復活の日」 −講義−

2001年12月。幸田露伴の「囲碁雑考」という文書を読み考えた。「俺、もしかすると、日本人として大事なことを忘れているんじゃなかろうか」。それで。碁を、始めた。

手段対局 IV昔から熱しやすい性格は変わらない。即座に囲碁の本を十数冊買い込み、碁盤・碁石を購入し、パソコン用のフリーウェアをダウンロード。そしてすぐにフリーウェアでは物足りなくなり、シェアウェア、製品パッケージも購入。当時使っていた Palm にも囲碁ソフトを入れて電車の中でやっていた。


※ 囲碁ソフト(左図は「手段対局」)
個人的に気に入っているのは、シェアウェア版では 「バリュー囲碁」。製品版では「手段対局」。いずれも九路盤から十九路盤を打つことができる。

「バリュー囲碁」には勝てるようになったが、「手段対局」には相変わらず負けてばかりいる。バリュー囲碁の方は、打ち筋にやや癖がある。手段対局の方は、結構こなれた自然な打ち筋だと感じる。

と、今、バリュー囲碁の発売元である(株)マグノリアのページを見ると、バリュー囲碁はバージョンアップしているらしい。私の使っているのは旧版。尚、「手段対局」は株式会社コーエーが扱っている。


そんな中、日本棋院市ヶ谷会館(本院)で開催されている「ハッピーマンデー囲碁教室」という教室にも通い始めた。ちょうど「ヒカルの碁」ブームもあって、子供・女性を含め大盛況。3ヶ月を無事修了したのだった。

それから。いろいろあった。いろいろあって、ハッピーマンデー囲碁教室再入学。

初日。

「ヒカルの碁」以来の碁人気は衰えず、ハッピーマンデーは大盛況。なんとこの日は以前使っていた教室ではなく、大広間のようなところで開催された。ちらほらと見知った顔もいる。1月のコースからずっと通い続けている人もいるみたい。

講師も変わらずにハンス・ピーチ四段(ドイツ人)。私の通い始めた頃は長髪。いつの間にかボウズになり、今日会ったらパーマ頭になっていた。彼のファンだから講習に通い続けたいなんて言っていた女の子もいたな…。ちなみに彼もチャリンカー(自転車乗り)で、以前新宿を颯爽と走っている姿を見かけたこともある。

さて講義内容。前半講義で後半が生徒同士の対局というスタンスも変わらず。

講義の冒頭に、ある程度の経験を持つ人と、素人組に分ける。経験者は、受講者が以前残した棋譜を参考に、クイズ形式による検討。初心者クラスは九路盤を使って、基本ルール(「着手禁止点」など)のお勉強。そして講義の後に経験者は十九路、初心者は9路を使って対局開始。

私の対局組合せが決まるまで。部下の九路盤対決を見ていた。部下はハッピーマンデー講座に入る直前に私から1日だけの囲碁講義を受けている。相手の方は、本を読んだりはしていたけれど、人と打つのは初めてという方だったらしい。

見ていて。

面白い。

九路盤九路盤だから、さほど考える余地もないようなものだが、お互いに必死に知恵を絞る。そして知恵を絞りながらも自分のアタリ、相手のアタリを見逃してしまう。。。そう。囲碁は最初はそのようなゲーム。「気づくか気づかないか」がハラハラドキドキで面白い。トランプのババ抜きをしながら「ババを引いてくれ!」なんて思うときに似ている。

もちろん。囲碁の魅力はそこに留まらず、「気づく気づかない」を卒業した先にさらに面白さが見えてくる。私自身。九路盤で打ち始めた頃には、囲碁本来の魅力からは離れたところにいるのを知りながら、それでも面白く対局したものだった。

そうこうするうちに私の番。経験者ということで十九路を打つ。人と打つのはすごく久しぶりでやや緊張しつつ、とりあえずコミが出るか出ないかという結果だった。前日に布石に関する本をちらちら眺めていたこともあって、わりと綺麗な布石が打てたんじゃないかな。ただ、平和を愛する性格のせいで(?)、中盤が弱く大幅に陣地を奪われてしまった。来週までに中盤の戦い方の本でも読むとしよう。

講座が始まって。裏が十三路盤で表が九路盤になっている碁盤を買った。部下を相手に九路盤の「指導碁」なんて偉そうなことをして水曜日の対局に備えている。

ちなみに今日。囲碁を覚えて3日目の部下に九路盤で負けた。

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